< 私の事務所は世界一小さな事務所です。>
設計(デザイン)事務所に規模の大きいも小さいも、デザイン力には直接関係はありません。ましてや私が関わる仕事の規模から言えば小さいということが武器になります。
なぜなら全てを私が手掛けます。役所・現地の調査、打合せの一から終わりまで、現場の最初から監督への指示、確認までとにかく全てです。
ですから、小回りが利きますし早い判断、決定ができます。意見の誤伝達が無くなります。そして何よりも1から最後まで私の意志(建て主の意思)が貫けます。ぶれることがありません。
因みに基本的に建築設計は個人単位で行うのが原則です。(設計図書(原図)には必ず個人名と押印があります。)つまり建築設計とは個人が原則なのです。
 大きな組織であれば多い人数で仕事をします、それは確かですが多い人数といっても5〜7人(意匠・統括)が多い例です。後は下請けだったり、CADオペレーターだったりです。
人数が多くなればなるほど伝達、判断、決定にリスクが生じます。個人事務所でも必要なら横の繋がりでそれぞれの専門家を頼めば要は同じことです。基本的に責任は個人でとること担っているわけですから。


< 設計って、どんなことするの?>
家や店をつくる前に必要なのがその組立図。つまり設計図です。何枚もの図面を建築家が描き上げます。でもそれは打合せ、設計という作業の結果です。
設計・デザインというのは、とても広くて深くて複雑なものです。生い立ちから、性格、職業、趣味、持ち物、美的センス、願望や夢
はたまた敷地の状態、環境、家族構成、用途、資金、材料、法的規制などなど…およそ数限りない条件をできる限りとことん調べます。いろんなことが建築家というフィ ルターを通して、再発見されていきます。
これはこういうことなのかとか、知らなかった自分がよく見えてきます。やがて建築家の頭の中に、建主の全体像が写し出 されていきます。それは直接、建築(図面)に結びついていきます。
その結果、世界でただ一つの設計図(建築物)の誕生です。こうして建築家は、建主といっしょになって世界に一つしかないあなた方の建物、空間(あなた方が建物になったような)を作り上げます。


< 表現するって何?>
誰でも洋服や食べ物や車を選ぶときには好きなものを(自分に合っていると思われるもの)を選びます。自分たちの周りはその選択をしたものが積み重なって成り立っています。
その人の住んでいるインテリアを見てみればその人の好み、最終的にはその人自身の大体のことが分かります。つまり表現できるのです。
世界に1人の貴方が(1家族)が世界に表現できるのです、こんな生き方が好きで、こんな素材が好きで、こんな色が好きで、こんな形が好きで、こんな空間がすきなんだ!
こんな人間(家族)がこんな建物に生活しているんだよ!こんな世界がすきなんだよ。 ってね!
そんなことのお手伝いをしたいと思い仕事を続けています。    


 <打ち合わせが楽しいと設計もうまくいく>
いろいろ候補を上げて、建築家を選びます。私が選ばれれば、とにかく先ず家族に会う機会をつくってもらいます。あなた方がどんな人か、どんな家族かよく知りたいからです。
私を知って頂きたいからです。あなたの話を聞きながら、私も自分の考えていることを話します。それで頼んでみても大丈夫そうとなれば、こちらも仕事を引き受けることになります。
私は何度もあなた達に会います。できるだけ打合せの時間を持っていただきます。それも楽しいものにしたい。趣味の話で盛り上がってもOKです。というかその方が和気あいあいになっていくでしょう。
これで本音の会話が始まればしめたものです。本音で楽しく打ち合わせ。これが後々までの家づくり、住み心地に影響 します。とにかく本音が基本です。
あなた方を何とか理解(ここが大変で最も大事です)したら、いわゆる設計をしていきます。
打合せをしながら、建築家は実はあれこれと相当動いています。スケッチして、エスキースして、資料を調べて、模型も作ってと、プランを具体化していきます。


<建物ならなんでも設計、家具一つでも >
住宅の設計には自信があります。というのも建主、そこに住む人たちとみっちり時間をかけて打ち合わせをするからです。やる気を十分出して、持てる能力をフルに発揮する。
そういう自信です。それに収納、家具(作り付け)、カラーリング、空間構成にも力が入ります。特に台所、水回り、収納といった生活必需部分は、興味もありますし空間を生かす、大事な部分です。
建物ならなんでも設計します。店舗の設計、インテリアデザインももちろんします。ジャンルがいろいろなのは、設計する側にはそれなりに、というか、とびきりおもしろいものなのです。


< 建主はここまで、建築家はそこまで>
あなたも私も同じ人間。しかも普通の人間だと思います。まずは同じ人間同士でスタートしましょう。変に気構えるのは「百害あって一利なし」です。
とは言っても、けじめがあります。まあこれも言い方、やり方次第ではあるけど、要は、親しき仲にも礼儀ありです。
ともかく建主の言い分を徹底的に聞くこと。これが私の第一番の仕事になります。この人は、この人たちは、どんな建物が、どんな生活空間がほしいのか?
する と、どんな性格で、どんな考え方を持っているのか?何にこだわりをもっているか?とかです。これらをほとんど雑談の中でつかもうとします。
しかもそれは、その人にピッタリの建物、空間を作って満足しない。むしろはるかに期待以上のものを作りたいと建築家は大いに欲張るのです。


< 家作り相談(無料) 但し、事前に連絡 (メール、電話等)の上 >
家作り(新築、リフォーム、増改築)の相談に乗ります。また造る側(施工会社やメーカー等)に対して、利害関係のない視点で建て主の立場に立って意見を述べる。等の相談も受けます。
相談の続き、それ以上の作業も依頼されればいたします。例えば資料検討と打ち合わせ(助言)や文書での報告それ以上の提案などは原則有料(詳細打ち合わせの上)となります。
また、引き続き設計委託契約等に進んだ場合はその費用は設計委託料に含まれ、その作業料金は無料となります。
例えばメーカーから出てきたプランの良い所、気になるところ、注意する所、要望、予算、敷地条件に合致しているか?、デザイン、機能、使用材料、都市規制の注意点の提示など


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